【こんな人におすすめ】
頭がよく見られるよう立ち振る舞いたい人
周りから信頼をしてもらいたい人
読んだ本
タイトル:頭のいい人が話す前に考えていること
著者:安達 裕哉
【概要】
「頭がいい」とは他者が判断するものであり、自分で思うだけでは意味がありません。
「頭が悪い」とされる人は、感情的になりすぐに発言する人で、思考力が低下しています。
頭が良い人は冷静さを保ち、相手の意図を理解して話し、他者から信頼されます。そのためには相手の話をよく聞き、根拠を持って話し、言葉の定義を明確にすることが重要です。
賢く話すためには、相手の理解を促すような話し方をし、深く聞いて一緒に思考を掘り下げ、仮説を立てて質問することが求められます。
頭がいい人ってどんな人?
◎頭がいいと判断するのは他者
社会において「頭がいい」と判断するのは他者です。
学校とことなりテストはないので点数で評価をされることはありませんし、自分がいくら「自分は頭がいい」と思っていたとしても周りから「頭がいい」と認定されなければ意味がないのです。
つまり、「頭がいい人」となるためには、周りから「この人頭いいよね」と思ってもらうことが大切なのです。
◎頭が悪い人
頭がいい人を理解する前に、頭が悪い人を理解しましょう
本書では頭が悪い人を簡単に「感情的になり、すぐに話してしまう人」といっています。
極端な例でいうと、すぐにキレる人です。
感情的な状態というのは思考力が低下しているため頭が良くなるわけもないのです。
◎冷静でいるために
感情的にならない。つまり冷静でいるためには
すぐに口を開かない
相手がどう反応するかいくつか案を考えて比較検討する
ということが有効です。
僕自身もそうですが、すぐに口を開いて思考がまとまっていなければ、要点を得ない発言になり場が困惑してしまうんですよね。
◎頭が良いと思われる人ってどんな人
世の中には賢いフリをしている人と賢く振る舞える人がいます。
賢いフリをしている人は、難しい横文字を並べてそれっぽく話すけど、内容がまったく伴っていない人です。
一方で賢く振る舞える人は、先に話したように感情的にならず、相手の意図を汲み取り話をするため他者から信頼されている人です。
他者から信頼をされるためには
①ちゃんと相手のことを考える
②相手の想いを汲み取る
③まずは相手の話をきく
ということができる必要があります。
賢く話すコツ
本書で語られている賢く話す人のポイントを簡単にまとめると、相手のことを考えて相手が理解できるように話をすること。だともいます。
具体的に賢く話すコツは3つあります。
◎根拠を持って深く話す
賢く話すためには、根拠を持って話をしましょう。
根拠がなければ聞いている人も思考のプロセスが見えず理解ができません。
「〜だと思います。なぜなら〜」と根拠まで話ができるようにしましょう。
◎言葉の定義を明確にする
不確定な言葉の定義や自分しか理解していない話をすると、聞いている側は理解ができません。
結局「この人の話よくわからない」となってしまいます。
そのため、曖昧な言葉を用いるのではなく、「この言葉の定義はこう」と定義を明確にして話を進めることが大切です。
◎相手の話を聞いて解答をする
相手に理解をしてもらう上で、まず自分が相手のことを理解する必要があります。
本の中で「多くの人は相手の話を聞いているようで常に自分が次何を話すかを考えている」と指摘していました。
これ僕も思い当たる節が大いにあります。
まずは相手の話を集中して聞き、
「何を求めているのか?
「何に解答をすればいいのか?」
ということを理解しましょう。
相手の話を深く聞く方法
結局のところ、頭のいい人は話をするのがうまいのではなく、相手の話をちゃんと聞いているのです。
では、相手の話をちゃんと深く聞くためにはどうしたらいいのでしょうか?
◎一緒に思考を掘り下げる
「話してよかった」と信頼されるのは、適切なアドバイスをしてもらうときではありません。
思考が整理され一緒に答えにたどり着いたときです。
だからこそ、相手に対してなにをいうかではなくて、しっかり聞いて考えることが大切になります。
◎仮説を立てる
質問をする時は表面的な質問ではなく、仮説を立てて行いましょう。
例えば
「最近お困りのことはないですか?」
ではなく、
「売り上げが伸びてきたことで体制拡大も必要になるかと思うのですが、採用のお困りはないですか?」という感じです。
常に仮説を立てて質問をしましょう。
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